債務整理の一つ、任意整理の注意点

貸金業者の中には、何カ所もある借金を一本化しないかと勧誘してくる者がいます。 しかし、借金の債務整理、特に任意整理を考えている場合、一本化してしまうのは大きな問題になります。というのも、任意整理では業者との取引履歴が必要になるからです。一本化してしまうと、取引履歴がリセットされてしまい、それまで不当にとられた金利分があっても、その分を貸主に請求することができなくなってしまうのです。 任意整理では、弁護士がそれぞれの貸主と交渉し、月々の返済額を決定します。借主は毎月一度、弁護士事務所に決まった金額を入金すればよく、後は弁護士が貸主に振り分けて入金します。 つまり任意整理をすれば、借金を一本化したのと同じ状態になるのです。

任意整理のメリットは、貸主と利息や遅延損害金の減額を減額する交渉が可能になることです。 また、貸主は裁判所や借主のところへ出向く必要はなく、借主が利息制限法の利率を超えた額を払っていて過払い金が発生している場合、貸主から過払い金を返してもらう交渉も弁護士が行います。

デメリットは、信用情報期間のブラックリストに登録されてしまいます。4-5年の間、ローンやクレジット契約ができなくなります。

任意整理の際、弁護士は借主と面談して借主の置かれている状況を詳しく聞き、その人にとって一番ふさわしい方法を提案します。このときに、借主は自分の生活状況を具体的に、詳しく、包み隠さず正直に話す必要があります。